「ドクター・ライフ」へのアメリカからの出演者、将来を語る

06.09.2012, 11:13

 TVリアリティー・ショー「ドクター・ライフ」出演者がいま続々と到着している。今日ビシケクに到着したのは、グレープ・アントーノフとその母親タチヤーナさんだ。

 グレープがプロジェクトに参加できるかどうかは、ぎりぎりの段階まで波乱含みだった。アメリカを発つ予定の前の日になって、グレープは法廷侮辱罪で収監されたのだ。独房に2週間入れられたが、幸い、裁判所が審問延期の決定を下し、治療を認めてくれた。

 「今のところ裁判の日は、アメリカに戻ってからになる」とグレープ。

 しかし、事はこれで終わったわけではない。この23歳のアメリカ人は、釈放されてすぐお決まりのヘロインをやったのだ。2週間ぶりだったのが災いし、グレープはヤクを過剰摂取してしまった。正気に戻ったのは病院のベッドだった。

「父親が見つけて、で、すぐに病院に運んだんです」と母親のタチヤーナさん。

 ラスベガスは、プロジェクトが終わったら、できれば引っ越したいとグレープが考えている場所だ。ガスには親友がいて、家を貸してくれるし、自分の店で働けと言ってくれている。さらに、4台停められる駐車場も

 「向こうへ行ったら、生き方を変えられるかもしれない」とグレープ。

 新規まき直しがこの青年の目的だと思いたい。ベガスが、興業ビジネスの栄える世界有数の歓楽地、日夜繰り広げられるショーやパーティーで観光客を魅了する街だからという理由からではなく。

 そう言えば、グレープはカーレースに夢中だ。それから、買った車をうまく「化粧」させてから売り飛ばすという仕事もしていて、7年間で100台以上の車を改造した。ありきたりの安い車を、巧みに高級モデル車に仕立て上げたものだ。さて、そんな車の改造と同じく、今度は、自分の生き方を苦も無くまっとうなものに変えられるかどうか、間もなく目にすることになる。

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