「ドクター・ライフ」出演者、アメリカで身柄拘束

24.08.2012, 11:03

 「ドクター・ライフ」の出演者の一人が警察署に拘留された。アメリカから参加する予定だったグレープ・アントーノフは、ナザラリエフ・メディカル・センター到着を10日後に控えていた。ところが、法廷侮辱を理由に留置所に拘置されたのだ。プロジェクト「ドクター・ライフ」側への連絡によれば、グレープが身柄拘束されたのは、指定された罪状認否の公判日時に出廷しなかったためだという。

 
23歳のこの青年がアメリカの法律に抵触したのは今回が初めてではない。いままで主に、スピード違反、無免許運転、そしてマリファナ所持などで罰金刑を受けている。
「去年、ヘロインを持っているのが見つかって、法廷への召喚命令が取り消しにならないままいくつも溜まってしまったんです。いつもだったら、罰金を払うだけで済んだり、時には、治療を同意するかわりに処罰されないこともありました」と母親。母親は診療所まで息子に付き添ってくることになっている。
 
グレープは公判に出廷せず、審理は延期されなかった。そして、召喚に応じなかった罪で社会奉仕作業に一定時間従事、あるいは、3日間独房に収監という判決が下った。結局、懲罰労働には服さず、刑務所に入ることになった。
「刑務所で考えてわかったみたい。で、次の(残っている)審理は8月27日に行われることになったんです」とグレープの母親。
近日中に、担当弁護士は裁判所に対して、ナザラリエフ博士の診療所でグレープの治療が行われることを証明する書類を提出する。裁判所がどのような判断を示すのか、まだ明らかではない。しかし、ワールド・リーグ「脱麻薬への理性」では、グレープのプロジェクト参加に支障をきたすような判決は下されないだろうと考えている。
 
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