東洋哲学の理念に関心を持ち始めたのは、まだ若いときからだ。敷かれたレールに沿って、技術分野の教育を受け電話局のオペレーターになった。ところが、2006年、ラハットはずいぶん前からやりたいと思っていた仕事につくことになった。呼吸法と瞑想法の実践だ。
現在、彼はマインド・クラフティングのインストラクターとして指導的立場にある。マインド・クラフティングは、心身ともに健全にするユニークな施療法だ。ラハットは、何をするにも常に貫徹を志向することが肝心だと考えている。
暇があれば、よく読書をする。たいていは哲学関連の本だ。自分の性格を、自制心が強い方だが、人との付き合いはオープンだ、と説明する。
自分の仕事は、患者の再生を助ける重要な仕事だと考えている。それは、打ちひしがれた、弱々しくて自業自得とはいえ心も体も壊れかけた患者を元気で意欲にみなぎった人間に生まれ変わらせることだ。